野球のトレーニング計画
当システムに於いても導入しているピリオダイゼーションの例を大リーグのコンディショニングプログラムを例にして紹介します。当システムでは貴方に合わせて同様なトレーニング計画を計画して行います。
シカゴホワイトソックス コンディショニング・ディレクターのスティーブ・オー
ジャス氏のトレーニング計画についてお話を聞いてきたので簡単に紹介致します。
野球の競技特性に合わせたコンディショニング、すなわち怪我を予防し、選手の競技パフォーマンスを最大限に引き出すための年間トレーニングについて、大リーグシカゴホワイトソックスの例をあげて紹介します。
・トレーニングゴール
1.コンディショニングを各選手の毎日のルーティンに定着させる。
2.けがの予防、受傷後の短期間での回復に役立つコンディショニング。
3.オフシーズンのトレーニングの実施
・トレーニング計画
1.野球選手のコンディショニングプログラムをよい競技成績につなげるためには、適切なピリオダイゼーションの一部として組み込むべきである。
2.ピリオダイゼーションとはトレーニングの計画、構成を、年間で一巡する形で、連続性をもって、漸増させていく組織的な方法である。
C.W.Sの年間計画例
一年を4期に分ける
1.オフシーズン−総合的な準備期(約10週間) 11月10日〜1月4日
個々の選手の必要性に応じたトレーニングを行うのに最適な期間。トレーニング量は最大になり、この期間にコンディショニングの基本レベルを作り上げなくてはならない。また、この期間は各選手の弱点の強化を行う期間でもある。技術練習の数は少なくなっている。
前半の6週間
・トレーニング量を増やしていく。
・野球に必要な筋力を強化する。
・野球に必要なフィットネスを高める。
後半の2週間
・軽めのトレーニング
・回復を促す
・種目に合わせた準備期への移行
2.プレシーズン−種目に合わせた準備期(6週間)と春期のトレーニング(6週間) 1月5日〜2月15日
この期間は全てのトレーニング強度を上げていく。技術練習の回数を増やし、試合形式の練習で技術を高める。投手はマウンドからの投球を開始する。筋力トレーニングはこの時期ピークとなり、スピード・トレーニングは最高レベルまで高める。
前半の6週間
・技術練習の量を増やす。
・春期トレーニングの準備
・必要な体力、技術のトレーニングを実施
後半の6週間
・1,2週−必要な体力の強化
・3,4週−必要な体力の強化と試合
・5,6週−インシーズン・プログラムの導入
3.試合期
前期を細かく計画するのは、この試合期を最高の状態にするためである。作り上げてきた体力を維持するために、中程度のトレーニングを継続する。技術練習が最優先される。
4.移行期(約1ヶ月間)
シーズンが終わった後は、身体、精神面の休養が必要である。20日間休養。積極的休養期、回復、リハビリテーションを行う(3週間)。通常とは異なる運動(ハイキング、サイクリング、水泳、インラインスケートなど)を行う。
トレーニングの要素としては、動的ウォームアップもしくは有酸素運動による全身のウォームアップ、メディシンボールなどを用いたコア・トレーニング、ウエイトを用いた筋力トレーニング、チューブや負荷をかけた可動域の運動を用いた肩、肘のための筋力トレーニング、持久力トレーニング、プライオメトリクスの6つの要素から成り立っている。
|